「コーヒーを1日に何杯も飲むから、ひょっとしてカフェインの摂りすぎかも」そんな悩みはありませんか?カフェインの過剰摂取は、睡眠不足の原因や冷えの原因となることも。そこで注目したいのが、カフェインレスコーヒーです。
夜コーヒーを飲むと眠れなくなる、コーヒーを飲むとトイレが近くなる、といった問題もカフェインレスコーヒーなら起こりにくいです。
実際に、カフェインレスコーヒーに切り替えることによって睡眠不足が解消した著者が実体験を基に紹介します。また、おすすめのカフェインレスコーヒーについてもご紹介!この記事を参考にして、カフェインレスコーヒーを日常に取り入れてみてください。
カフェインの影響
コーヒーに含まれているカフェインには、どのような影響があるのでしょうか?カフェインを過剰摂取した場合の影響について調べてみました。
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
厚生労働省のHPでも、カフェインの過剰摂取による健康被害について注意を呼びかけています。
よく「コーヒーを飲むと目が覚める」と言われることがありますが、これはカフェインの覚醒作用によるものです。カフェインには中毒性もあり、過剰摂取による健康被害も懸念されるので注意が必要となります。
カフェインレスコーヒーとは
カフェインレスコーヒーとは、コーヒーに含まれるカフェインを90%以上カットしたものです。「デカフェ」と呼ばれることもあります。
カフェインの量が抑えられているため、妊娠中や授乳中の方、夜コーヒーを飲むときなどにおすすめです。
カフェインレスコーヒーの効果
カフェインには利尿作用や覚醒作用があります。そのため、コーヒーを飲むことによってトイレが近くなってしまったり睡眠不足の原因となることも。また、妊娠中の過剰摂取も避けたいところ。そんなときこそ、カフェインレスコーヒーの出番です。
仕事中に必ずコーヒーを飲んでいる著者が、実際の経験も踏まえて解説していきます。
カフェインと頭痛の関係
カフェイン中毒者が陥りやすいのが、カフェイン離脱による頭痛。これは、カフェインに血管を収縮してしまう作用があるためです。カフェインが抜けると、血管が元に戻ろうとするため頭痛の原因となります(注2)。
頭痛を回避するために、コーヒーを常に飲むことによりカフェインの過剰摂取になる悪循環に陥ってしまうのです。
カフェインレスコーヒーの場合は、このような心配も少ないため安心してコーヒーを楽しむことができます。
利尿作用
カフェインに利尿作用があるのは有名な話。コーヒーを飲むとトイレが近くなってしまうのはこの作用によるものです。
カフェインの利尿作用を調べるため、著者が仕事のときに飲むコーヒーをカフェインレスコーヒーに変更してみました。すると、普通のコーヒーを飲んだときに比べてトイレに行く回数が半分以下に減るという結果に。
仕事に集中したいのにトイレを我慢できず中断することが多かったので、この結果は目から鱗でした。この結果を踏まえて、タスクが山積みで忙しい日などはカフェインレスコーヒーを飲むようになりました。
長時間の運転時や会議などの際に、カフェインレスコーヒーを取り入れるのもおすすめです。
睡眠不足の改善
「夜コーヒーを飲むと眠れなくなる」というのを聞いたことがありませんか?カフェインには覚醒作用があり、夜コーヒーを飲むことによって目が冴えてしまうことも。
これも著者の体験談になりますが、夜仕事をする際も仕事中のコーヒーは欠かせませんでした。すると、「仕事を終えていざ布団に入っても目が冴えて眠れない」といったことが続き睡眠不足に。身体は疲れているのに、脳が覚醒しているため眠りにつくことができないという状態です。
コーヒーを飲むのをやめればいいのですが、仕事中の相棒といっても過言ではない存在のコーヒー。そこでカフェインレスコーヒーに変更してみたところ、布団に入って眠れないということがなくなり睡眠不足も改善されました。
コーヒーを多く飲む方で、睡眠不足気味の場合はカフェインによる影響の可能性も視野に入れてみるといいでしょう。
妊婦でも大丈夫
カフェインは胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに伝わってしまうため、妊娠中のカフェインの摂りすぎは避けたいところ。また、妊娠中は頻尿に悩まされる方も多いです。
その点、カフェインレスコーヒーなら安心して飲むことができます。
ワインと同様のポリフェノール
ポリフェノールといえばワインというイメージが強いですが、実はコーヒーにもワインと同じくらい含まれています。ポリフェノールは、美容面や健康面でも注目されているし積極的に摂っていきたいですよね。
カフェインレスコーヒーだと、気になるカフェインをカットしつつポリフェノールを摂ることができるというメリットがあります。
生活習慣病予防の効果も
コーヒーには、生活習慣病のリスクを軽減という研究結果もあります。
1日にコーヒーを3杯以上飲む高齢者は、まったく飲まない人に比べ生活習慣病で死亡するリスクが10%低いことが、米国の40万人以上を対象とした大規模研究であきらかになった。この結果はカフェインの有無にかかわらず、コーヒーを飲む50~71歳の成人に当てはまるという。
カフェインの有無は関係なくとのことなので、生活習慣病予防のためにもコーヒー習慣をつけていきたいですね。
おすすめのカフェインレスコーヒー
カフェインレスコーヒーは、今やさまざまな場所で購入可能です。人気のスターバックスの他に、コンビニやカルディなどでも取扱いがあります。
おすすめのカフェインレスコーヒーをいくつかピックアップして紹介します。どんなカフェインレスコーヒーがよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
コンビニ
左:ローソン マチカフェカフェインレスコーヒー(S)150円(税込)
右:セブンイレブン 香りゆたかなカフェインレスコーヒードリップコーヒー 386円(税込)
気軽に行くことのできるコンビニでもカフェインレスコーヒーの取扱いがあります。ローソンのマチカフェカフェインレスシリーズは、グリーンのシールが目印です。
セブンイレブンには、1杯ずつ飲めるドリップバッグタイプのカフェインレスコーヒーがあります。
スターバックス
スターバックスでは、コーヒー・エスプレッソ系のドリンクは全てカフェインレスに変更可能です。キャラメルマキアート等のメニューにも対応しているので、選択肢が広がります。
カルディ
左:「コーヒースティック デカフェ」226円(税込)
右:「有機デカフェ エチオピアモカ」120円(税込)
カルディにも、カフェインレスコーヒーの取り扱いがあります。ミルク・シュガー入りのものや、ドリップバッグタイプなど種類も豊富です。
ネスカフェ「ネスカフェゴールドブレンドカフェインレス」
(画像引用元:ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス 80g|ネスレ 製品ラインナップ|ネスレアミューズ)
気軽に飲めるインスタントコーヒーのネスカフェにも、カフェインレスコーヒーのラインナップがあります。スーパーなどでも取扱いしていることが多いため、購入しやすい商品です。
ロクメイコーヒー
(画像引用元:【送料無料】 コーヒーバッグ プチギフト 身体に優しいカフェインレスコーヒー)
コーヒーギフト専門店の「ロクメイコーヒー」。ティーバッグタイプのカフェインレスコーヒーで、4パック入り1250円(税込)です。
ほっこりかわいいイラストのパッケージデザインでプレゼントにもおすすめ。
\ロクメイコーヒーを試してみる/
カフェインレスコーヒーについては、こちらの記事で詳しく書いています。
妊娠中でもコーヒーを飲みたい!おすすめのカフェインレスコーヒーを紹介
カフェインレスコーヒーを効果的に活用しよう
1日に何杯もコーヒーを飲んでしまうことが習慣になっている方は、カフェインを摂りすぎているかもしれません。身体への影響を考えて、カフェインの過剰摂取は避けたいところです。
何杯か飲むコーヒーのうち数杯はカフェインレスコーヒーにする、夕方以降はカフェインレスコーヒーにしてみる、というのはいかがでしょうか。コーヒーを楽しみつつも、カフェインの摂取量を減らしていくことができますよ。
ぜひ、これからの毎日の暮らしの中にカフェインレスコーヒーを取り入れてみてくださいね。
コンビニで買えるカフェインレスコーヒーは?【ローソン・セブンイレブン】
出典:
注1 厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
注2 日常生活の中におけるカフェイン摂取-カフェインの精神運動刺激作用と行動遂行-
注3 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会「毎日コーヒーを飲む中高年は健康 糖尿病リスクが減少」