たくさんの人に愛されているブラックコーヒー。「食後にコーヒーは欠かせません!」「いつもコーヒーを片手に仕事してます!」という方も多いかもしれません。
そんなブラックコーヒーにダイエット効果があるって知っていますか?
実は、コーヒーにはダイエット中に摂取したい成分がたくさん含まれているんです!
コーヒーだけですぐに体重を5kg落とすことは難しいですが、有酸素運動や食事制限なども併用すれば可能!コーヒーは手軽に「入手・摂取」できるので、ダイエットに慣れていない人でも気軽に始めることができますよね。
ただし、コーヒーをたくさん飲めば良いというわけではありません。飲むタイミングや量によってダイエット効果は異なります。
今回はブラックコーヒーダイエットの効果、方法をはじめ、メリットやデメリットについても詳しく解説します。
ぜひこの記事を参考にして、ブラックコーヒーダイエットに挑戦しましょう!
目次
ブラックコーヒーダイエットは痩せる?
「本当にブラックコーヒーで痩せられるの?」「なんでブラックコーヒーで痩せられるの?」と思っているかもしれませんね。
正真正銘、ブラックコーヒーにはダイエット効果があります。
なぜなら、ブラックコーヒーにはダイエット効果のある成分がたくさん含まれているから!
たとえば、脂肪を分解燃焼したり、老廃物を排出したり、基礎代謝をUPさせたり…。ダイエット中の人に嬉しい効果が盛りだくさんです。
コーヒーは手軽に入手することができるため、材料をそろえたり、何かを作ったりする必要もなし。「忙しくてジムに行く時間がない!」「有酸素運動や筋トレは苦手…」という方にもおすすめです。
コーヒーダイエットを成功させるには、次の2つを意識するだけなので、ダイエットに慣れてない人にもぴったり!
- コーヒーを飲むタイミング
- 飲むコーヒーの量
それでは、ブラックコーヒーに含まれる「ダイエット効果のある成分」について見ていきましょう!
ブラックコーヒーにはどんなダイエット効果があるの?
コーヒーに含まれているダイエット成分は、大きく分けると次の2つ。
- カフェイン
- クロロゲン酸
それぞれどんな効果があるのか、具体的に見ていきましょう!
1. カフェインが脂肪を分解・燃焼する
ブラックコーヒーに含まれる「カフェイン」には、脂肪燃焼効果があります。
カフェインは、消化酵素である「リパーゼ」の働きを活発にするからです。リパーゼとは、脂肪を分解してくれる酵素のこと。
ダイエット中は「体脂肪が全然減らない!」と悩むことも多いですよね。コーヒーでカフェインを摂取すれば、効率的に脂肪を燃焼できますよ。
2. カフェインが老廃物を排出して、むくみを解消
コーヒーを飲んで、トイレに行きたくなった経験はありませんか?
これは、カフェインの利尿作用によるもの。利尿作用によって体内の水分を積極的に外へ出そうとするのですが、このとき、老廃物や余分な水分も一緒に外へ出すことができるんです。むくみはダイエットの大敵ですので、嬉しい効果ですよね。
3. カフェインが基礎代謝UP
なんと、カフェインには「血行を良くする効果」まであるんです!
血行がよくなることによって、基礎代謝が高まります。代謝が高まれば、冷え性や肩こりなどの解消にもつながりますし、いいことづくめ!
基礎代謝が上がれば、ダイエットの成功率もグーンと上がります!
4. クロロゲン酸が脂肪を分解・燃焼する
コーヒーには、カフェイン以外にも脂肪を「分解・燃焼」させる成分「クロロゲン酸」が含まれています。
クロロゲン酸には、体内のミトコンドリアを活性化させて、脂肪燃焼を促進する働きがあるんです。
カフェインと一緒に脂肪を燃焼させてくれるので、ダイエッターには頼もしい存在ですね!
5. クロロゲン酸が血糖値の上昇を抑える
ダイエット中、食べる順番に気を使って、食後の血糖値上昇を抑えようとしたことがある方もいるのではないでしょうか。
クロロゲン酸の大きな働きは、食後の血糖値の上昇を抑えること。
血糖値が上がると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンには血中の糖分を脂肪に変えてため込むよう促す働きが…。
クロロゲン酸が食後の血糖値上昇を抑えることで、脂肪のため込みを防ぐことができるんです!
ブラックコーヒーダイエットのメリット
誰でも簡単に始めることができるブラックコーヒーダイエット。
その手軽さが最大の魅力ですが、コーヒーダイエットのメリットはそれだけではありません。そのほかのメリットについてもご紹介します。
- 美容効果
- リラックス効果
- 二日酔い
順番に見ていきましょう!
1. 美容効果
コーヒーには、ダイエット効果だけではなく美容効果まで!老化の原因である「活性酸素」ですが、コーヒーに含まれている抗酸化物質がこの活性酸素を打ち消すと言われています。
老化だけではなく、シミやソバカスが気になるという方も多いかもしれません。これらの原因も体内で作られる活性酸素が原因。
コーヒーに含まれているカカオポリフェノールには抗酸化作用があるため、肌のダメージを軽減させることができるんです。
ダイエットできるだけなく、美容効果もあるなんて一石二鳥ですね。
2. リラックス効果
ほっと一息着きたいときにコーヒーを飲むという方も多いのでは?実は、コーヒーの香りには右脳の情緒部分を刺激する働きがあるため、リラックス効果があります。
イライラしているときや、とっても疲れたとき…。「とりあえず、一杯コーヒーを飲んで落ち着こう」と思ったこともあるかもしれません。
ダイエット中はどうしてもイライラしてしまうときもありますが、コーヒーはそんなときにも役に立つんですね!
3. 二日酔い
なんと、コーヒーはつら~い二日酔いにも効くんです。これは、二日酔いの原因である「アセトアルデヒド」をカフェインが身体の外へ排出させるため。
たとえば、二日酔いで頭痛が起こることがありますよね。そんなとき、コーヒーを一杯飲めば、脳の血管の循環がよくなり、つらい頭痛は解消されていきます。
「二日酔いがしんどい、何か胃に入れないと…」「でもダイエット中だから、うどんやラーメンはできたら食べたくない…」というとき、まずはコーヒーを試してみてくださいね。
ブラックコーヒーダイエットのデメリット
いいことづくめのブラックコーヒーダイエットですが、いくつかデメリットもあります。
- 妊娠中、授乳中はNG
- 歯が黄ばんでしまう
デメリットをきちんと把握した上で効率的に試しましょう!
1. 妊娠中・授乳中はNG
妊娠中の方や、授乳中の方は基本的にコーヒーダイエットはできません。
カフェインは胎児に悪影響があると言われているからです。コーヒーダイエットを行う場合は、カフェインレスのコーヒーを飲んでくださいね。カフェインレスのコーヒーにもクロロゲン酸が含まれていることが多いので、成分表を確認の上、実践してみてください。
2. 歯が黄ばんでしまう
「コーヒーを飲むと歯が黄ばんじゃうんじゃ…」と心配しているかもしれません。確かに、コーヒーそのものはもちろん、コーヒーに入っているミルクやシロップが歯に付着することによって歯が黄ばんでしまうことがあります。
しかし、こまめに歯磨きをしたり、コーヒーを飲んだ後に水を飲んだりすることで対策が可能ですので、ご安心を。
ブラックコーヒーを飲むタイミングはいつ?
ブラックコーヒーダイエットは「ブラックコーヒーを飲むだけ」のダイエット。とっても手軽で誰でも実践できますが、大切なのは「コーヒーを飲むタイミング」。
コーヒーを飲むタイミングを工夫することで、ダイエット効果がより発揮されます。
ダイエット効果が発揮される「コーヒーを飲むタイミング」は次の3つ。
- 運動前
- 食後
- 入浴前
求めている効果と照らし合わせて、試してみてくださいね。
運動前
一番の飲み時は「運動を始める20~30分前」。このタイミングが最も脂肪燃焼効果を高めてくれます。
コーヒーを飲むことで、身体が脂肪燃焼モードに!カフェインの効果は3~4時間ほどつづきますので、運動を行う場合はこの間が効果的です。
運動の効果をしっかり出すためにも、コーヒーは運動前に飲むようにしましょう。
食後
次に、「食後」。
食後についついデザートを食べてしまう…という経験はありませんか?食後にコーヒーを飲むことで満腹感がえられ、食後の物足りなさをやわらげることができます。
さらに、消化を促進する効果も!コーヒーには、胃酸の分泌を促進させる働きがあります。コーヒーに含まれているカフェインとクロロゲン酸には脂肪燃焼効果もあるため、身体が消化を始めるタイミングが効果的なのです。
入浴の30分前
次に、「入浴の30分前」です。ダイエット効果を高めるのに欠かせない入浴。身体をあたためることで脂肪燃焼が促進されます。
入浴の脂肪燃焼効果とブラックコーヒーの脂肪燃焼効果がダブルで働くことにより、あなたの脂肪がグングン燃えていきます!半身浴を20~30分程度行うのも効果的。
「運動はしたくないけど、脂肪は燃焼してほしい!」という方は、まず入浴前に一杯コーヒーを飲んでみてください。
よりダイエット効果を感じるためには?
どうせダイエットするなら、効果を最大限発揮して痩せたいですよね!ブラックコーヒーダイエットの効果をより感じることができる方法をお伝えします。
ホットコーヒーをセレクトしよう
コーヒーダイエットでは、アイスではなくホットコーヒーを選びましょう。その理由は2つあります。まず、ホットコーヒーで身体が温まるため。次に、コーヒーに含まれている成分を有効に吸収することができるためです。
ただし、熱すぎるのもNG!80℃を超えるとクロロゲン酸が失われてしまうので、コーヒーを淹れる際は少しだけ冷ましてから淹れるとよいです。
浅煎りのコーヒーをセレクトしよう
コーヒーダイエットをするときは、浅煎りのコーヒーを選びましょう。
クロロゲン酸は熱に弱いという特徴があります。深煎りの場合、どうしてもクロロゲン酸が熱でやられてしまいます。そのため、クロロゲン酸が失われにくい浅煎りのコーヒーを選ぶのがベター。
インスタントコーヒーよりもドリップコーヒーを飲もう
コーヒーダイエットでは、インスタントコーヒーではなく、ドリップコーヒーを飲みましょう。
コーヒーダイエットを行うとき、重要なのは「ダイエット成分が含まれている量」。
インスタントコーヒーはドリップコーヒーに比べると、カフェインやクロロゲン酸の含有量が少なくなってしまいます。そのため、ドリップしてコーヒーを楽しむのがおすすめ。
砂糖やミルクは入れず、ブラックコーヒーを飲もう
コーヒーダイエットでは、コーヒーに砂糖やミルクは入れず、ブラックコーヒーのまま飲むようにしましょう。ダイエットを目的としているため当然ですね。
ブラックコーヒーのカロリーは一杯あたり4kcalほどです。しかし、そこに砂糖やミルクを加えてしまうと、その分だけカロリーも大きくなってしまいます。どうしてもブラックは苦手だという人は、砂糖の量に注意して飲みましょう。
コーヒーダイエットの注意点
「コーヒーを飲んだら眠れなくなるんじゃない?」「コーヒーって胃に悪いって聞いたことあるけど…」と思ってるひともいるかもしれません。
しかし、心配無用です!次の注意事項を守ってコーヒーを飲めば、身体へ悪い影響を与えることなく、ダイエット効果を得ることができます。
- 1. 1日に5杯以上は飲まない
- 2. 空腹時にはコーヒーを飲まない
- 3. 寝る前にはコーヒーを飲まない
ここからは、コーヒーダイエットの注意点を具体的に見ていきましょう。
1. 1日に5杯以上は飲まない
1日に飲むコーヒーは5杯くらいまでにしましょう。カフェインを過剰に摂取すると、眠れなくなったり、胃が荒れてしまったりすることがあるからです。
また、身体がカフェインに慣れてしまい、ダイエット効果が薄れてしまうことも。飲めば飲むほど良いというわけではありませんので、飲むタイミングを意識してくださいね。
2. 空腹時にはコーヒーを飲まない
お腹が空いているときは、コーヒーを飲まないようにしましょう。
コーヒーには、胃酸の分泌を促進させる働きがあるからです。
食後に飲む場合、消化を助けるので嬉しい効果なのですが、空腹時は胃痛を引き起こすなどの悪影響を及ぼしてしまうことも。胃の中が空っぽの状態で胃酸が分泌されてしまうので、胃が弱い人は特にお気をつけください。
寝る前にはコーヒーを飲まない
寝る前は、コーヒーを飲まないように気をつけましょう。
「コーヒーを飲むと眠気がさめる」という話はよく耳にしますよね。カフェインには交感神経を刺激させる効果があるため、興奮状態になってしまうからです。
もちろん、頭をすっきりさせたいときはよいのですが、寝る前は飲まない方が良いでしょう
まとめ
誰でも簡単に始めることができるブラックコーヒーダイエット。
コーヒーは手軽に「入手・摂取」できるため、ダイエットに慣れていない人にもおすすめです。普段からコーヒーを飲んでいる人も、飲むタイミングを意識するだけでダイエット効果が得られちゃいます。
ブラックコーヒーダイエットの効果は、大きく分けると4つ。
- ①カフェインが脂肪を分解・燃焼する
- ②ロゲン酸が脂肪を分解・燃焼する
- ③老廃物を排出してむくみを解消
- ④基礎代謝UP
また、「コーヒーは飲みすぎると身体に良くない気がする」「眠れなくならないか心配」かもしれませんね。
しかし、①摂取量(一日5杯まで) ②空腹時にはコーヒーを飲まない ③寝る前にはコーヒーを飲まない の注意点をまもれば大丈夫!
有酸素運動や食事制限なども併用すれば、マイナス5kgも可能です。
ぜひ、この記事を参考にして、ブラックコーヒーダイエットにチャレンジしてみてくださいね!