「マキアート」といえば、カフェの定番メニューのひとつですよね。
マキアートといっても、 エスプレッソマキアート、カフェマキアート、キャラメルマキアート、ラテマキアート…、いろいろなマキアートが存在します。
でも、「マキアートってなに?」と聞かれても、すんなりと回答できる人は少ないのではないでしょうか。そもそも、マキアートとは一体なんなのでしょうか。
「マキアート」とは、「エスプレッソコーヒーに少量のフォームドミルクを加えたもの」。イタリア語では、“染み”を意味しています。
エスプレッソに少しだけミルクを加えると、コーヒーの表面に浮かんだミルクが染みのように見えますよね。そのため、エスプレッソに少量のフォームドミルクを加えたものを「マキアート」と名づけたと言われています。
マキアートは通常のエスプレッソと比べると、口当たりがやわらかく、飲みやすいことも特徴のひとつ。カフェラテやカプチーノと比べるとミルクの量は少ないですが、エスプレッソ独特の苦みが抑えられて、とても飲みやすくなるのです。


と思うかもしれませんね。
今回はそんな「マキアート」の種類をはじめ、味や特徴、作り方など、詳しく解説します。
ぜひこの記事を参考にして、スマートにマキアートを注文できるようになりましょう!
マキアートとは
マキアートとは、エスプレッソに少量のフォームミルクを加えたもの。
- フォームミルク:温めたミルクのこと
エスプレッソとは、コーヒー豆に圧力をかけて一気に抽出したものです。長くローストした「深煎り豆」を使用するため、コーヒー独特の苦みやコクが強くなります。
そのエスプレッソに温めたフォームミルクを加えることで、ミルク本来の甘みが引き立つんです!
口あたりがなめらかになるため、苦味の強いエスプレッソも飲みやすくなります。その飲みやすさがマキアートの人気の理由なんです。
「苦いのは苦手だけどエスプレッソを飲んでみたい!」と思っている方や、「カフェラテほどミルク感が強くない方がいい!」と思っている方にもオススメですよ。
いろいろなマキアート
カフェに行くとエスプレッソマキアート、カフェマキアート、キャラメルマキアート、ラテマキアート…、いろいろな種類のマキアートがあると思いませんか?
ここでは、それぞれのマキアートの特徴について説明します。好きな味を注文できるように、覚えて区別できるようになっておきましょう!
エスプレッソマキアート、カフェマキアートとは?
エスプレッソマキアートやカフェマキアートは「エスプレッソに少量のフォームミルクを加えたもの」をいいます。 つまり、一般的なマキアートのこと。呼び方は異なりますが「エスプレッソマキアート、カフェマキアート=マキアート」と認識しておけばOKです。
マキアートとは?
マキアートと聞くと、『キャラメルマキアート』を連想するかもしれませんね。
しかし、一般的なマキアートとキャラメルマキアートは、まったくの別物です。
キャラメルマキアートとは、カフェラテをキャラメル味のシロップで味付けしたもの。
特に、スターバックスのキャラメルマキアートは、カフェラテにバニラシロップを加え、キャラメルソースを上から回しかけています。
マキアートとは、そもそも「染み」という意味の言葉。 そのため、ミルクの上にキャラメルシロップの「染み」をつけたキャラメルマキアートも、マキアートの1つと言えるのです。
キャラメルシロップを加えるため、砂糖とは違った香ばしい甘みが加わります。コーヒーとキャラメルの相性は抜群ですよ!
ラテマキアートとは?
ラテマキアートは、スチームミルク(温めたミルク)とフォームミルク(泡立てたミルク)をカップに注ぎ、その上からエスプレッソを注いだコーヒーのこと。
通常のマキアートと比べて、ミルクの量がとても多くなります。。そのため、口当たりもさらになめらかになるのが特徴です。「普通のマキアートは苦いかも…」と思う方は、ぜひ一度試してみてください。
カフェラテやカプチーノとの違いは?
ここまで読んで「カプチーノやカフェラテもコーヒーとミルクを使っているイメージがあるけど、マキアートとはどう違うの?」と思ったかもしれませんね。
カプチーノやカフェラテも、ミルクをたくさん含んだコーヒーです。マキアートとの大きな違いは「ミルクの量」。
マキアートは、エスプレッソに少量のフォームミルクを加えたものでしたよね。表面に浮かんだミルクが“染み”のように見えるくらいしか入っていません。
しかし、カフェラテやカプチーノは、エスプレッソに対してミルクの量が多いのが特徴です。
割合でいうと、カフェラテは「エスプレッソ:ミルク=2:8」、カプチーノは「エスプレッソ:ミルク=3:7」とされています。
「あれ、ラテマキアートもフォームミルクとスチームミルクを使っていなかったっけ?」と思ったかもしれませんね。しかし、ラテマキアートはカプチーノやカフェラテと決定的な違いがあります。
それは「ミルクをエスプレッソに加えるのではなく、エスプレッソにミルクを加える」点。
ラテマキアートはミルクの入ったコップにエスプレッソを注ぎますが、カプチーノやカフェラテは順番が逆なんですね。
後からエスプレッソを注ぐことによって、ミルクの上にコーヒーの染みができることになります。なるほど、だからマキアートの一種なんですね!
スターバックスにマキアートはあるの?
スターバックスには「エスプレッソマキアート」と「キャラメルマキアート」があります。それぞれスタバこだわりの味わいで、大人気の商品です。
ここからは、それぞれの味や特徴、気になるカロリー、おすすめのカスタマイズ方法について詳しく解説します。
それぞれの味は?
エスプレッソマキアート
エスプレッソマキアートは、スターバックスこだわりのエスプレッソに、フォームミルクをのせた商品。とくにスタバのエスプレッソマキアートは、「後味」にこだわっています。
飲み込むと、口の中いっぱいにふんわりと広がるキャラメルとナッツの風味。さらに、ふわふわのフォームミルクの優しい甘さが、エスプレッソを引き立てます。
キャラメルマキアート
キャラメルマキアートは、スターバックスの中でも不動の人気を誇る商品です。バニラシロップ入りのスチームミルクに、香り高いエスプレッソコーヒーを注ぎ、仕上げにスタバオリジナルのキャラメルソースをトッピング。バニラとキャラメルの風味が口いっぱいに広がります!
カロリーはどのくらい?
エスプレッソマキアート
エスプレッソマキアートのカロリーは、Soloサイズ(エスプレッソ1ショット)で一杯14kcal。ちなみにカフェラテは一杯219kcalです。
ミルク入りコーヒーの中ではかなりローカロリーなので、ダイエット中でも気兼ねなく飲めちゃいますよね!
キャラメルマキアート
キャラメルマキアートは、Tallサイズで一杯208kcal。「キャラメルだから、きっとカロリーが高いはず」と思っていたかもしれませんね。しかし、実際はカフェラテやカフェモカと比べるとカロリーは低め!(カフェラテが219kcal、カフェモカは391kcalほど)
「カロリーは少し気になるけど、今日は疲れたしご褒美に♪」なんて方にもオススメです。
おすすめのカスタマイズ方法
エスプレッソマキアート
①ブラウンシュガーを追加して、マキアートに味わい深さをプラス!
エスプレッソマキアートにブラウンシュガーを追加すると、より味わい深いマキアートを楽しむことができます。

②ふわふわ増し増し!フォームミルク追加
フォームミルクを追加すると、通常のエスプレッソマキアート以上にやさしい甘さと、ふわふわの口当たりを味わうことができます。
キャラメルマキアート
①キャラメル感アップ!キャラメルシロップ増しカスタマイズ
まずは、キャラメルマキアートに入っているバニラシロップをキャラメルシロップに変更しましょう。そして、「キャラメルソースは多めで」とオーダーすることで、キャラメルの味わいが濃厚になります。

②味わい深い甘さが大好評!ヘーゼルナッツカスタマイズ
キャラメルマキアートに入っているバニラシロップを、ヘーゼルナッツシロップに変更。

エスプレッソマキアートの作り方
おしゃれでおいしいエスプレッソマキアートを、自宅でも作れたら嬉しいですよね。簡単な作り方を紹介しますので、ぜひ一度試してみてください。
- エスプレッソ:30ml
- 泡立てたミルク:10ml~
*作り方*
割合は「ミルク:エスプレッソ=1:3」になるように調整しましょう。「コーヒーは苦くて飲めない…」という人は、ミルクを多めに加えてもOK!
ミルクを入れるときは、エスプレッソの表面にミルクの染みをつけるようなイメージです。
エスプレッソを自宅で抽出するのが難しい場合は、インスタントコーヒーを濃いめに使ってもOKです。
キャラメルマキアートの作り方
「キャラメルマキアートって、カフェでしか飲めない特別なドリンクじゃないの?」と思ってるかもしれませんね。実は、キャラメルマキアートも簡単に自宅で作ることができるんです!
- インスタントコーヒー:小さじ2
- 熱湯:50cc
- 牛乳:70cc
- バニラシロップ:小さじ1
- キャラメルソース:適量
*作り方*
キャラメルマキアートは甘さが均等になるように、しっかり混ぜましょう。
逆に、混ぜずに飲むと味の変化を楽しめます。最初はキャラメルの甘さを感じますが、飲み進めるにつれて、徐々にコーヒーの風味が現れてますよ。
市販で人気のマキアート
「もっと手軽にマキアートを楽しみたい」という方は、ドルチェグストがおすすめです。自宅で簡単に、しかも安く本格的なコーヒーを楽しむことができます!
1.スターバックス キャラメルマキアート ネスカフェドルチェグスト
ドルチェグストを利用すれば、自宅でもスタバのキャラメルマキアートを飲めちゃいます!
クラシックキャラメルの味わいが特徴で、甘く香ばしいキャラメルの香りがクセになる商品です。1箱6個入りで、値段は税抜き908円。

2. ラテマキアート ネスカフェドルチェグスト
ラテマキアートを自宅で作ろうと思うと、なかなか手間がかかってしまいますよね。ドルチェグストを使用すれば、ラテマキアートだって簡単に自宅で飲めますよ。
なめらかなミルクの上に、まろやかなフォームミルクをたっぷり注いだ贅沢な一杯。

まとめ
コーヒーの苦みと、ミルク本来の甘さを楽しむことができるマキアート。
「マキアート」とは、エスプレッソに少量のフォームドミルクを加えた飲み物です。
コーヒー独特の苦さも控えめで、幅広い人から愛されています。
そのため、エスプレッソの苦みが苦手な方や、ほんのり甘い大人な味わいを楽しみたい方におすすめです。
マキアートには「エスプレッソマキアート」「カフェマキアート」「キャラメルマキアート」「ラテマキアート」など、いくつか種類があります。
- ・エスプレッソマキアート、カフェマキアート:一般的なマキアートのこと
- ・キャラメルマキアート:ミルクの上にキャラメルシロップの「染み」をつけたドリンクのこと
- ・ラテマキアート:スチームミルクとフォームミルクをカップに入れ、上からエスプレッソを注いだドリンクのこと
それぞれの特徴をしっかり理解して、自分好みのマキアートを見つけるのも楽しいですね。
マキアートは1杯あたりのカロリーも低く、ダイエット中の方も気兼ねなく楽しむことができます!
自分好みにミルクの量を調整してみたり、シロップを加えてみたり、そのときの気分に合わせてお好みで調整することもできます。
ぜひ、この記事を参考にして、あなたにぴったりのマキアートを探してみてくださいね。