コスト削減のために、ドリップコーヒーではなくインスタントコーヒーを購入している人も多いでしょう。
しかし、「残りが減ってくると、どうも味が落ちている気がする」「ドリップコーヒーのように、いつ飲んでもおいしいという感じがしない。保存方法に問題があるのかな?」そのような疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか?
今回は、コーヒーを毎朝飲まなければ気がすまないほどコーヒー好きな私が、保存するにあたって気をつけていること、保存容器はどのような保存容器が良いかを紹介します。
インスタントコーヒー保存の基本は、「密閉できる容器で保存する必要があること」「常温で冷暗所にて保存すること」です。この記事を読んで、正しい保存方法を知り、インスタントコーヒーを最後までおいしく飲みましょう。
目次
インスタントコーヒー開封後どれくらい長持ちする?
実際に、開封後常温で保存した場合、おいしく飲める期間は開封後1ヶ月といわれています。しかし、この1ヶ月という期間は常温で保存した場合です。
1ヶ月で飲みきれない場合や、夏など室温が高くなってしまう場合は、常温ではない方法で保存することで解決できるのです。
インスタントコーヒーの保存方法
インスタントコーヒーの保存方法で気をつけるべきことは、湿気や温度変化です。「常温・冷蔵庫・冷凍庫」で保存する場合のメリットやデメリット、注意点を比較しながら見ていきましょう。
常温で保存
買ってからすぐに飲み切る場合は、常温で保存するのがおすすめです。常温で保存する場合は、冷暗所で保存してください。
- 手軽に保存できる
- 温度差が原因でできる、結露による劣化の影響を受けにくい
- 保存容器から出したら、そのままコーヒーを入れることができる
保存期間が1ヶ月と短い
湿気の影響を受けやすいため、保存容器に入れる必要がある
冷蔵庫で保存
すぐに飲みきれない場合には、冷蔵庫で保存すると良いでしょう。冷蔵庫で保存する場合は、使う分だけ常温に戻し、お湯の温度を下げないようにしてください。
- 常温よりも長持ちする
- 冷凍庫に入れるよりも手軽に保存できる
- 冷蔵庫の中の匂いがつかないように、保存容器に入れる必要がある
- 冷蔵庫の開け閉めが多いとコーヒーに水滴がついてしまい、風味が落ちる可能性がある
冷凍庫で保存
買ってからしばらく飲まないという場合には、冷凍庫で保存するのがおすすめです。小分けにして保存するなど、出し入れしすぎないようにするとさらに長持ちします。
- 低温保存により、風味が長持ちする
- 急激な温度変化によって、冷蔵保存よりも結露ができやすい
インスタントコーヒーの味が長持ちしない理由は?
インスタントコーヒーは、温度や湿度、光などの影響を受けやすいとても繊細な子です。空気や湿気にさらされてしまうと、少しずつ湿気を吸ってしまいます。
コーヒーは湿気を吸ってしまうと、劣化してしまうので注意が必要です。密閉容器に入れて保存した方が、風味は劣化しにくくなります。
保存容器にも、いろいろな種類があります。具体的にどのような保存容器が良いのか見ていきましょう。
インスタントコーヒーの保存容器にはキャニスターがおすすめ
キャニスターとは、ふたつきの密閉容器のことです。しっかりとしたふたで密閉性に優れているので、コーヒーを湿気から守ってくれます。
キャニスターに移し替えるとき、袋入りのコーヒーは袋のまま保管するのがおすすめです。
キャニスターはニトリなどのホームセンターやダイソー、セリアなどの100円ショップにあります。
デザインも豊富でおしゃれで、見ていてとても楽しくなるでしょう。シールでキャニスターをデコレーションするのもとても素敵です。
キャニスターはガラス、ステンレス、ホーローなどで作られるのが一般的です。代表的なこれら3つのそれぞれの特徴をこれから説明していきます。
耐熱ガラス製
ガラスなので透明性が高く、残量も一目でわかります。見た目からもコーヒーが保管されていることがわかるので、とてもおしゃれ。また、ガラスでできているため、匂い移りも少ないです。
しかし、遮光性に欠けています。直射日光に当たらないような、冷暗所に保管するようにしてください。
ステンレス製
軽くて遮光性もあるステンレス製のコーヒーキャニスター。見た目もおしゃれです。
しかし、金属独特の匂いがコーヒーに移ってしまうこともありますので、金属の匂いが苦手な方は避けた方が良い素材です。
ホーロー製
ホーローとは、金属をガラスコーティングした素材のことです。ホーローはステンレス製と同じく、遮光性に強い特徴があります。
ガラスコーティングは匂いが移りにくいので、匂いに敏感な方にもおすすめです。
また、容器もかわいいのでインテリアとしても最適です。
インスタントコーヒーを正しく保存しておいしく飲もう
インスタントコーヒーは、保存の仕方によってはかなり味が劣化することがあります。しかし、正しく保存することにより、鮮度をキープさせ長く楽しむことができるでしょう。
夏場を除く1ヶ月以内に消費できるようであれば、「結露の心配のない常温で」「冷暗所に置き」「キャニスターに入れて保存する」ことが望ましいです。
1ヶ月以内に消費できない場合や、夏場など室温が上がるときは、「小分けにして冷蔵」または「冷凍保存」しましょう。
インスタントコーヒー正しく保存して、手軽においしいコーヒーを楽しんでください。
公式Twitterでは、ひょんなことからFIKAを担当することになってしまった編集長が、コーヒーの新しい発見を日々発信しています。一緒にコーヒーを学んでいきませんか?