「エスプレッソ」と聞くと、ドリップコーヒーよりも苦く、大人の飲みものというイメージがあるかもしれません。
「エスプレッソってなんであんなに苦いの?」「どのような飲み方がおすすめなの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、エスプレッソが苦い理由を解説します。また、エスプレッソの基本やエスプレッソのおいしい飲み方も合わせてご紹介します。
ぜひ、この記事を読んでお店や自宅で、おいしいエスプレッソを楽しんでくださいね。
エスプレッソはなぜ苦い?【基本情報】
エスプレッソが苦い理由としては、深煎りのどっしりとしたコクや苦味のあるコーヒー豆が使われることが挙げられます。
また、一般的なコーヒーは150〜180mlのお湯で抽出されますが、エスプレッソは20〜30mlのお湯で抽出されます。したがって、苦味が濃縮されてより苦いと感じる方が多いのです。
具体的には、エスプレッソは以下の2つの方法で抽出されます。
- エスプレッソマシン:電気により高い圧力をかけて抽出する
- モカエキスプレス:直火の蒸気圧により抽出する
いずれにしても、高い圧力で一気に抽出するため、濃くて苦いコーヒーになります。また、アレンジを前提としたコーヒーであるため、苦くて飲めないのは当たり前とも言えるのです。
多くの方がエスプレッソ=苦いと感じるのも無理はありません。
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苦いだけじゃない!エスプレッソのおいしい飲み方
エスプレッソは、ストレートで飲まれることが多く、苦いイメージがあるかもしれません。しかし、本場の国イタリアでは、日本にあまり馴染みのない飲み方や、ミルクを使ったおいしい飲み方がたくさんあります。
おいしいエスプレッソの飲み方としては、砂糖を入れたり、ミルクを入れたりするアレンジが挙げられます。
①砂糖をたっぷりと入れて味わう
エスプレッソの本場イタリアでは、大量の砂糖を入れて飲むことが主流で、通な飲み方です。エスプレッソ本来の、キャラメルのような味わいやナッツのような香ばしさが引き立ち、甘みの中に後を引く苦味はなんとも癖になります。
飲んだ後に残る、砂糖をスプーンですくって食べてみると、プリンのカラメルのような印象があります。砂糖の量はスプーン2〜3杯ほどで、お好みで楽しむと良いでしょう。
②ミルクをたっぷり入れて飲む
エスプレッソを初めて飲む方には、ミルクを入れる飲み方がおすすめです。フォームミルクという泡のようななめらかなミルクとスチームミルクという温かいミルクの割合を調節して、アレンジを楽しむことができます。
カフェラテとカプチーノの違いは
カフェラテとカプチーノの違いは、ミルクの種類と割合にあります。
エスプレッソ2割に対しスチームミルクが8割のアレンジレシピです。初めの印象でなめらかなフォームミルクが楽しめます。
エスプレッソ2割に対しフォームミルクとスチームミルクの割合が5:5のエスプレッソアレンジです、なめらかなフォームミルクを楽しむことができます。
カプチーノは、上からチョコレートソースやキャラメルソースをかけてもおいしいでしょう。
これらのアレンジメニューにミルクでデザインを施したものは、「ラテアート」と呼ばれています。目で楽しむことができるのも、エスプレッソアレンジの特徴です。
カフェオレはドリップコーヒーのアレンジレシピ
カフェオレというのは、エスプレッソではなく、ドリップコーヒーとミルクを1:1で合わせたレシピです。
カフェラテと混同されやすいのですが、別の飲み物です。コクやミルクの甘みなどが大きく変わってくるので、機会があれば飲み比べてみてくださいね。
カプチーノとは?美味しい作り方からカフェラテやカフェオレとの違いまで解説します!
おいしいエスプレッソを飲めるお店探しのコツ
エスプレッソはドリップコーヒーなどとは違い、より淹れるバリスタの腕により味が左右されます。
おいしいエスプレッソが飲めるお店探しのコツは、実際にそのお店に足を運び、バリスタの所作やこだわりを観察してみることです。口コミを鵜呑みにせず、実際に足を運んでエスプレッソを飲んでみましょう。
どこでも気軽においしいエスプレッソを飲んでみたい方におすすめなのが、スターバックスやタリーズといったお店です。
スターバックスやタリーズでは、どの店舗でもおいしいエスプレッソが飲めるように全自動のエスプレッソマシンが導入されています。バリスタの腕に左右されることなく、おいしいエスプレッソを飲むことができるのです。
スターバックスでは、エスプレッソのおいしいアレンジメニューが多数取り揃えられています。詳しくは、以下の記事で解説していますので、こちらを参考にしてください。
カフェラテとカフェオレは違う!まろやかで甘めなカフェラテは、コーヒーが苦手な人におすすめです!
苦いだけじゃない!おいしいエスプレッソを味わおう
エスプレッソはただ苦いコーヒーではありません。
もちろん、嗜好品なので無理をして飲む必要はありませんが、アレンジも多いので気になったものを飲んでみてはいかがでしょうか。
自分なりの楽しみを発見できるのもエスプレッソの魅力です。ぜひ、あなた好みのエスプレッソを見つけてくださいね。
エスプレッソのアレンジには、「フラットホワイト」というドリンクもあります。詳しくは以下の記事で解説していますので、こちらも参考にしてください。