私は焙煎士になって3年目になります。
コーヒーの販売中お客さんと話していると、
「コーヒーが好きでいろんなところのコーヒー豆買ってを試してみたけど、まだ「これ!」というものに出会えてない…」
という声をよく聞きます。
そんな方には、「自分で焙煎にチャレンジしてみてるのはどうですか?」とお伝えしています。
「そんなこと言っても焙煎って難しそう…」
「始めるために専用の道具とかいるんでしょ?」
多くのお客さんはそう言われます。
確かにおしゃれなカフェに行くと大きな焙煎機がありますし、焙煎について調べると小難しい単語が書いてあったりするので、なんだか自分にはできないものと思われがちです。
ですが、実はそんなことはありません。焙煎は家にある道具でできますし、難しく考えずに焼くだけなら案外簡単です。誰でも焙煎はできるのです。
今回は、自宅で楽しむコーヒー焙煎について詳しくご紹介していきます。
自分でコーヒーを焙煎できるようになって、「これ!」というコーヒーを出会いに行きましょう!
目次
そもそも焙煎とは?
もともとコーヒー豆は淡い緑色をしていて、細かく挽くことすらできないほど硬く、コーヒーらしい味や香りはありません。
この状態の豆のことを生豆(なままめ)というのですが、熱を加えて炒ることで化学変化が起こり、コーヒー独特の苦味や酸味、甘みなどの風味が生まれます。
なので、普段目にしている茶色っぽいコーヒー豆は焙煎後の豆なのですが、焙煎が深くなるほど、茶色の色味が濃くなり、酸味が弱まり苦味が強くなるなど、焙煎度によって味わいが違います。
コーヒーの焙煎は味を決める重要な要素です。生豆に与える火力や、かける時間によってコーヒーの風味は変わるほどです。
しかし、自宅で焙煎を楽しむ場合はそんなに難しく考える必要はありません。
ここでは、「焙煎はコーヒーの生豆に熱を加えて炒ること」とだけ覚えておけばOKです。
コーヒーの木にはコーヒーチェリーというコーヒーの実がなります。これをコーヒーチェリーといいます。その果実を剥がし、精製されたものが生豆と呼ばれています。果実を剥がし精製した段階では生豆は淡い緑色をしています。
自宅でコーヒー豆の焙煎ってできるの?
「焙煎って難しいものなんじゃないの?カフェみたいな焙煎機も持ってないし…」焙煎を始めたいと思っても、多くの方はそう思われるのではないでしょうか?
でも実は、「熱を加えて炒るだけ」なので、自宅でも簡単にできるんです。
料理をする時にガスや電気で食材に熱を加えて調理しますよね。それとほぼ同じことです。
「熱を加えて炒るだけ」なので、カフェのような大きな焙煎機がなくても自宅でコーヒー豆を焙煎することはできるのです。
焙煎度はこの4つを押さえていれば十分
コーヒーを焙煎するときに覚えておきたいのは、コーヒーの焙煎度。つまりコーヒーの焼き加減です。
お肉にもレア、ミディアム、ウェルダンなどの焼き加減がありますよね。それと同じものだと思ってください。
焙煎度について理解していると、自分の好み・飲み方にぴったりなコーヒー豆を焙煎することができるようになります。
コーヒーの焙煎度は一般的に、ライトロースト、ミディアムローストなど8段階あるよ!と言われることが多いです。
ですが、英語を使っていてどれが浅く焼いたものか深く焼いたものかがわかりにくいですし、初心者の段階で8段階もあったら覚えられないと思います。少なくとも初心者の頃の私は覚えることができませんでした(笑)
なので、焙煎度はこの4つだけを覚えれば十分です。
- 浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
種類を減らして日本語にしただけですが、だいぶわかりやすくなったのではないでしょうか。
ご存じの方も多いかもしれませんが一応書いておくと、浅煎りに近いほど酸味を感じやすく、深入りに近いほど苦味を強く感じやすいです。
焙煎度は4種類だけ知っておけば十分です。
自宅でコーヒー豆を焙煎するための道具
「焙煎ができるということは分かったけど、どうやって焙煎するの?」と思われているのではないでしょうか。
専用の「焙煎機」を購入するという方法もありますが、初心者の方が手を出すには少し値段が高すぎます。これでは気軽に始めることができません。
そこで自宅でコーヒーを焙煎する方がよく使っている道具は以下の3つです。
- 手網焙煎機
- フライパン
- 片手鍋
それぞれの特徴を簡単に説明していきますね。
手網焙煎機
自宅で焙煎をしようと思って調べると一番出てくるのが「手網焙煎」ではないでしょうか。
ここでいう手網とは、取っ手が付いていてふたのついているこういうものです。
手網焙煎のメリットは、昔から実践している方が多く、ネットでもたくさん情報があるので始めやすいというところです。
また、ネットですぐに手に入るところも良いところです。
ですがデメリットもあります。
豆が入っているのが網なので、写真の通りチャフ(コーヒー豆の皮)が焼いている最中にめちゃくちゃ飛び散ります。
また、手網焙煎は冷たい空気にさらされやすいので、火力を強くし続ける必要があります。ですのでガス代がたくさんかかってしまいます。
私のように結婚している方の場合、この2つのデメリットはすごく奥さんに嫌がられます。
「ネットでいろんな人の意見を見ながら焙煎を始めてみたい」という方に手網焙煎はおすすめです。
遠藤商事 業務用 本職用丸型ギンナン煎り 本体:ステンレス鋼/柄:天然木 日本 BGV07
フライパン
フライパンで焙煎をされている方もいます。
フライパンのいいところは、大体の家庭にある身近な道具であるというところだと思います。そのため、生豆さえ手に入ればすぐにでも始めることができます。
ただ、手網と同じようにチャフが飛び散ります。フタがある方はフタを使って焙煎するのがチャフが飛びにくくなるので良いと思います。
フライパンは浅いものが多いので、豆がこぼれやすいということもあります。もったいないですし、チャフ+こぼれたコーヒー豆で掃除が大変です。
あと、家で料理に使うフライパンは大きくて重いこともあるかと思います。コーヒーの焙煎は10〜20分程度時間がかかるので、あまり重いと疲れるんですよね。
軽くてちょっと深め、フタ付きのフライパンをお持ちであれば、フライパン焙煎で始めるのもありです。
ベストコ ソースパン レッド&シルバー 22cm フライパンにも使える IH ガラス蓋付ND-5453
片手鍋
私がおすすめするのはフタ付きの片手鍋です。
その理由は以下の5点です。
- 蓋がついていることで空気にさらされないので温度が下がりにくい
- チャフが飛び散りにくい(飛び散らないわけではない)
- 薄くて軽いものが多いので疲れない
- フライパンより深いのでコーヒー豆がこぼれない
- 持っていなくてもホームセンターに安く売っているので始めやすい
見事に手網焙煎やフライパン焙煎のデメリットを克服してくれています。
ちなみに私の使っている片手鍋は、ダイソーで500円で購入したものです。それでもう3年程使えているのでコスパは抜群。ダイソーさんバンザイです。
もしこれからコーヒー豆を焙煎しようかなと考えているのであれば、他のものもありですが、私は片手鍋をおすすめします。
サイズは直径16cmのものがおすすめ。これより小さいと焼ける量が少なくなりますし、大きいと重たく感じます。
和平フレイズ 片手鍋 煮物 茹で物 マーブル・プレミアム 16cm 軽量タイプ IH対応 MR-7049
片手鍋でコーヒー豆の焙煎を始めるのに必要なもの
片手鍋でのコーヒー豆の焙煎に必要なものは以下の6点です。
- 生豆
- 片手鍋
- キッチンタイマー
- ザル、うちわ
- 軍手
- カセットコンロ
おすすめのものや、選ぶポイントを一つずつご説明していきます。
生豆
まずは生豆を準備しましょう。
種類は何でもOKです。普段からコーヒーを飲まれている方であれば好きな銘柄や国から選べば大丈夫です。
もし、何も選ぶ基準が無いという方は、下記のような色んな国の生豆がセットになっているものがあります。
松屋珈琲 コーヒー生豆 トライアルテイスティングパック(100g×5種)
生豆倶楽部 コーヒー生豆 プレミアム 厳選セレクト5農園セット(200g×5袋)プロのコーヒー豆をご家庭で焙煎 Green Beans Club お試しセット
まずはこれで少しずつ試してみて、自分の好みの生豆を探してみるという方法もありますよ。
片手鍋
先程もお伝えしたように、片手鍋は高いものは必要なく、ダイソーの500円のもので十分です。家にあるものでも大丈夫ですが、フタ付きのものを使ってください。
サイズは直径16cmのものがおすすめ。小さすぎず大きすぎずで軽いので使いやすいです。
鍋の素材はアルミでもステンレスでも大丈夫です。
テフロン加工はあってもなくても大丈夫ですが、焙煎は空焚きの状態になるのでテフロン加工が剥がれてきます。テフロンを使う場合は料理と兼用するのはおすすめしません。
キッチンタイマー
焙煎時間を計測するために使います。
「以前美味しくできたのに時間計ってなかったから再現できない…」を防ぎます。
家になければスマホのタイマーや、100均のもので十分です。
ザル、うちわ
焙煎が終了すると、鍋からザルにコーヒー豆を移します。
焼き立てのコーヒー豆は温度が230℃になることもあり、そのまま放っておくとザルに移しても焙煎が進んでしまうので、うちわで急速に冷まします。
その時に必要なザル、うちわ。家になければ100均のもので十分です。
軍手
先程もお伝えしたように、コーヒー豆は非常に高い温度で行うので、軍手をしないとやけどをしてしまう可能性があります。
やけど防止のために、軍手は絶対にするようにしましょう。こちらも家になければ100均のものでOK。
カセットコンロ
カセットコンロが必要かどうかは、家庭のコンロがどのようなものかによります。
というのは、最近のコンロは過熱を防止するために温度センサーというものが付いています。温度センサーは、ある程度温度が上がるとセンサーが危険を察知して、火を弱めたり、消したりしてくれます。
非常にありがたい機能なのですが、焙煎においては困ってしまうのです。
焙煎は確実にセンサーの反応する温度を超えてしまうので、途中で火が弱まったり、消えたりしてしまいます。
焙煎は一定して温度を上げ続ける必要があるので、点いたり消えたりでは焙煎ができません。なので、カセットコンロが必要なのです。カセットコンロはどんなものでも大丈夫です。
もし家庭で温度センサー付きのコンロを使っている場合は、カセットコンロを準備しましょう。
コーヒー豆を焙煎する上でまず大切なこと
これから、片手鍋での焙煎方法をご紹介していくのですが、その前に私がコーヒー豆を焙煎する上で大切だと思うことをお伝えしておきます。
それは、
「焙煎時間や火力よりも、コーヒー豆の芯までしっかり均一に火を通すこと」
「自分が美味しいと思えること」
です。
コーヒー豆の焙煎を始めると、最初はうまくできないことが多いと思います。
そこでネットでの検索を始めるのですが、「焙煎 時間」や、「焙煎 火力」で検索してしまいます。
そこにはいろんな人の書いた、たくさんの情報がでてきます。ですが、そのいろんな人のコーヒー焙煎の環境はみんな違います。
豆の種類、コンロの違い、焙煎機、住んでいるところの気温、季節…
時間や火力だけを一緒にしても、他の環境が同じになることはほぼ無いです。なので当てにしすぎず、参考程度にとどめておくほうが良いと思います。
その時に基準になるのが、
「コーヒー豆の芯までしっかり均一に火を通っているか」
「自分が美味しいと思えるか」
です。
よくあるのは、浅煎りにしようとして、芯まで火が通っておらず生焼けの状態になることです。生焼けのコーヒーは青臭い味がしてとても飲めたものではありません。
逆に、芯まで火が通っていれば、多少であれば焼き過ぎても美味しく飲むことができます。
コーヒー豆の芯までしっかり均一に火が通っているかどうかは、青臭いので飲めばすぐに分かります。自分の舌を信じましょう。
コーヒー豆の芯までしっかり均一に火を通すという軸があれば、火力や時間はそのうちおのずと見えてくるので心配ありません。
情報は参考にとどめておき、自分の舌を頼りにして、焙煎にチャレンジしてみてください。
片手鍋でコーヒー豆を焙煎する方法
ここからは、片手鍋でコーヒー豆を焙煎する方法をご紹介していきます。
大まかな手順は以下のとおりです。
- 生豆をハンドピックする
- 目標の焙煎度を決める
- 鍋に生豆を入れて焙煎開始
- 焦げないように鍋を揺する→3秒温めるを繰り返す
- 目標の焙煎度まで到達したらザルに上げて冷ます
それぞれやり方とポイントを説明していきますね。
・豆の量:120g
・所要時間:12分前後(焙煎度による)
①生豆をハンドピックする
まずは生豆をハンドピックします。
ハンドピックとは、生豆の中から欠点豆を取り除く作業のことです。
欠点豆とは、
- カビが生えている豆
- 潰れてしまっている豆
- 貝殻のような形の豆
- 虫食い豆
- 黒い豆
等があります。
欠点豆が入っていると、コーヒーの風味に悪い影響を与えてしまいます。
実際に欠点豆だけ集めたコーヒーを飲んだことがあるのですが、一口でごめんなさいといってシンクに流しました。
まずは、ハンドピックから始めましょう。
②目標の焙煎度を決める
生豆が準備できたら、目標の焙煎度を決めます。
焙煎中に悩んでいると、浅煎りから中煎り、中煎りから深煎りとどんどん焙煎度が変わっていってしまい、挙げ句には焦げてしまいます。
始める前に、「今日はこれくらいで焙煎しよう」ということを決めておきましょう。
③鍋に生豆を入れて焙煎開始
目標の焙煎度を決めたら、生豆を鍋に入れて火をつけ、焙煎を開始しましょう。
何℃というのは決めていませんが、軽く鍋を予熱してから入れるようにしています。
④焦げないように鍋を揺する→3秒温めるを繰り返す
焙煎を開始したら、焦げないように鍋を揺する→3秒温めるを繰り返し、じっくり生豆に火を通していきます。
これを繰り返していくと、だんだん色が変わっていき、やがて「ポンポン」と音が鳴ります。このポンポンが「1ハゼ」です。
1ハゼまでのポイント
この1ハゼまでに、生豆の中の水分を抜いておくことが重要です。
そのためには、最初から強火にしてしまうと、中まで火が通らなくなってしまいます。そのため、コンロで焙煎する場合、まずは火から少し離した状態で熱を加え、充分に熱が通ったタイミングで火に近づけていくのがポイントです。
できたコーヒーが生焼けになってしまって、飲んだ時に青臭い味がしたら火が通っていなかった証なので、1ハゼまでの時間を伸ばすために火を少し弱くするようにしましょう。
例えば、7分で1ハゼが来て生焼けっぽくなった場合、次の焙煎では7分30秒で1ハゼが来るように火力を調節します。なのでどれくらいの火力で焙煎したかは毎回分かるようにしておいてくださいね。
その後も火にかけ続けると、やがて「ピチピチ」と音が鳴ります。このピチピチが「2ハゼ」です。
2ハゼを目安に焙煎度を決めよう!
私は1ハゼと2ハゼの間くらいを浅煎り、2ハゼが始まるちょっと前くらいを中煎り、2ハゼが始まって少したったくらいを中深煎り、それ以降を深煎りとしています。
ちなみにですが、私が片手鍋で焙煎する時、時間は以下のようにしています。
・1ハゼ:7分~9分
・2ハゼ:11分~13分
これが私の「美味しい」と思える焙煎なのです。
⑤目標の焙煎度まで到達したらザルに上げて冷ます
はじめに決めた焙煎度まで到達したら、ザルに上げ、うちわで扇いでコーヒー豆を冷まします。
焼きたての豆は非常に熱くなっています。絶対に直接触らないように注意してください。
以上が片手鍋でのコーヒー豆の焙煎方法です。
「美味しい」は人それぞれ違います。
あくまでも参考程度にして、あなたの美味しいを探してくださいね。
よくあるQ&A
それでは最後に、よく聞かれる質問にお答えしていきます。
コーヒーの焙煎って近所迷惑にならない?
そうそう迷惑になることは無いと思います。
コーヒー豆の焙煎は煙がたくさんでます。その煙を隣家の方向に排気してしまったら間違いなく文句を言われるでしょう。換気扇などで換気をする場合、排気先は確認しておきましょう。
また、煙がたくさんでて火災報知器が鳴ってしまう場合があります。火災報知器の大きな音が近所迷惑になってしまう場合があります。私は何回かやってしまい、謝りに行きました。
できるならストップしておくか、焙煎する場所を調整しておきましょう。
飲むタイミングはいつがいい?
「焙煎してから何日くらいが美味しいんだろう?」というのは本当によく聞かれます。
その答えは「いつでもいい」です。
確かに経過時間によって味は変わりますが、焙煎初日には初日の良さがありますし、一週間後には一週間後の良さがあります。
日々変わる味を楽しむのも、コーヒーの楽しみの一つだと思っています。
IH、オーブンで焙煎できるって聞いたんだけどどうなの?
焙煎はコーヒー豆に熱を加えることなので、IHやオーブンでも焙煎はできます。
IHで焙煎をする場合、鍋を浮かして揺するとIHがいちいち火力を弱めてしまうので、木べらで混ぜ続けると良いでしょう。
木べらで混ぜる→フタをして3秒温めるを繰り返す感じです。
ただ、ガスよりも熱を与える力が弱くなるので、時間がかかってしまう傾向があります。電気代にはご注意です。
オーブンの場合は200℃〜220℃で温め、好みの焙煎度になったらでき上がりです。途中覗いてみて、色ムラがでているようでしたら木べらで混ぜてあげてください。
おすすめの焙煎の本を教えて!
おすすめの本は以下の2冊です。
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)
2冊とも、科学者と実践者の両方の視点からコーヒーを分析し、どうしたら美味しいコーヒーを淹れられるかを記した本です。焙煎だけでなく、コーヒーの歴史、抽出等コーヒーに関することが広く書かれています。
焙煎に関しては、コーヒー豆とはどういうもので、焙煎時にはコーヒー豆が物理的にどういう変化をしているのか、熱を加えるとどのような化学変化起こっているか等が、論理的に書かれています。
焙煎を知るならコーヒー豆のことを知るのが一番手っ取り早いです。
この2冊を読めば、コーヒー豆のことを知る事ができ、それを焙煎に活かすことができるのでおすすめです。
おすすめのコーヒー教室を教えて!
大阪にある喫茶ルプラさんでは、片手鍋での焙煎教室を開催されています。
喫茶ルプラで焙煎教室に参加 #コーヒー #焙煎 #ルプラ pic.twitter.com/1vSUN6douu
— あんバーガー (@zaku_iron) April 28, 2018
自分でやってみて「??」となってしまった時は、プロのアドバイスを聞くのも良いかもしれませんね。
焙煎したコーヒー豆って販売できるの?
一般的に食料品を販売する際には、営業許可が必要とされています。
しかし、コーヒーを豆の状態で販売する場合は営業許可は必要ありません。どうやら生のコーヒー豆を焙煎するのは、調理に該当しないということのようです。
コーヒーをドリップして提供する場合は飲食業となるため、相応の営業許可が必要になってきます。
まとめ
焙煎は「コーヒーの生豆の熱を加えて炒ること」です。「熱を加えて炒るだけ」なので、自宅でも簡単に始めることができます。カフェにあるような大きな焙煎機は必要ありません。
焙煎する道具もすぐ手に入ります。家にあるフライパンや鍋を使っても大丈夫ですが、おすすめは直径16cmの片手鍋です。ダイソーやホームセンターで売っているもので十分です。
道具も100均で手に入るものが多く、始めるのにコストもそんなにかかりません。
最初はうまくいかないこともあるでしょうが、続けていれば焙煎のことがわかってきて、絶対にできるようになります。
コーヒーを焙煎できるようになって、「これ!」というコーヒーを出会う体験をしてくださいね!