カフェに行ったとき、「とりあえずカフェオレ!」と注文していませんか?
しかし、「カフェオレってどんな飲み物なの?」と聞かれると、なんと答えたらよいか分からないかもしれません。
簡単にいうと、カフェオレとは「ドリップコーヒーにミルクを加えたもの」。
コーヒー独特の苦味が少なく、ミルクの甘みを感じることができます。「コーヒーは苦くて飲めない…」という人でも飲みやすいので、子どもから大人にまで愛されているんです。
でも、「よく一緒に置いてあるカフェラテは、カフェオレとどう違うの?」とも思いますよね。
そこで今回の記事では、カフェオレの味や特徴、作り方について詳しく解説。
カフェラテとの違いをはじめ、カフェオレをお家で美味しく作る方法や、おすすめのアレンジ方法についてもご紹介します。
目次
1.カフェオレとは?
カフェオレとは、コーヒーとミルクを混ぜ合わせた「ミルク入りコーヒー」のこと。フランス生まれのドリンクです。 カフェオレに
使用するコーヒーはドリップコーヒー。いわゆる、普通のコーヒーですね。コーヒーとミルクの割合は好みにもよりますが、だいたい1:1で混ぜ合わせます。
ドリップコーヒーを使用するので、エスプレッソに比べて苦味が少なく、飲みやすいのが特徴です。
カフェオレはイタリア語で「カフェミスト」と呼ばれています。あまり聞きなじみはないですよね。
でも実はスターバックスのメニューには、しっかり「カフェミスト」と書かれています。ドリップコーヒーの下に書かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1-1.カフェオレのカロリーはどのくらい?
カフェオレのカロリーは、一杯あたり90kcalほど。砂糖やミルクの量が多くなると、その分カロリーが増えます。
また、使用するミルクの種類によって変わることも。普通の牛乳より、低脂肪や無脂肪を使うとカロリーが低くなります。
ジュースを飲むことを考えると、カロリーはかなり抑えめ。それでもカロリーが気になる方は、カロリーハーフやカロリーオフのカフェオレを選んでみましょう。手作りで無糖にしたり、低脂肪ミルクで作るのもよいですね。
1-2.カフェラテとの違いは?
カフェオレとカフェラテの違いはズバリ、コーヒーの抽出方法とミルクの量です。
抽出方法
コーヒー(エスプレッソ)とミルクの割合
- カフェオレ:ドリップ=1:1
- カフェラテ:エスプレッソ=2:8
カフェオレは、ドリップ抽出したコーヒーに、1:1の割合でミルクを混ぜ合わせたもの。
一方でカフェラテは、エスプレッソとミルクをに、2:8の割合で混ぜ合わせたものです。
エスプレッソはコーヒー豆に圧力をかけて瞬間的に抽出するので、ドリップコーヒーよりも濃い味わいになります。そのため、飲みやすさを求める方はカフェオレ、コーヒー独特の苦みや深みを求める方はカフェラテがピッタリです。
カフェラテのミルクは蒸気で温めたものを使用するので、初心者が機材なしで作るのは簡単ではありません。自宅でおいしく簡単に作りたいのであれば、断然カフェオレがおすすめです!
2.カフェオレをお家でおいしく作る方法とは?
それでは、どうしたらおいしいカフェオレを家で簡単に作れるのでしょうか?
実はいくつかのポイントを押さえれば、カフェで飲むようなおいしいカフェオレを自宅でも簡単に作ることができるんです。
ホットカフェオレとアイスカフェオレ、それぞれ作り方を見ていきましょう。
2-1.ホットカフェオレ
美味しいホットカフェオレを作るためのポイントは3つ。
- ①コーヒーは濃いめに淹れること
- ②牛乳は生乳100%のものを使うこと
- ③牛乳は事前にあたためること
この3つのポイントを意識して作ってみましょう。
・インスタントで作る場合
「おいしいコーヒーを作るには、豆や専用の機材とか、いろいろ準備しなきゃいけないよね…?」と思っていませんか?でも、大丈夫。おいしいカフェオレは、お湯を注ぐだけでできる「インスタントコーヒー」でも作ることができます!
- インスタントコーヒー
- お湯
- 牛乳(生乳100%のもの)
使用するインスタントコーヒーは「深煎り」がおすすめです。まろやかなミルクと合わせるので、味わい深いものを選びましょう。
牛乳の量を増やしてみたり、お湯を少なくしてインスタントコーヒーを濃くしたり、簡単に味を調節できます。手軽に好みの味を作れるのはいいですね。
・ドリップで作る場合
さらに本格的なカフェオレを作りたい方は、ドリップに挑戦してみましょう。
- コーヒー豆
- お湯
- 牛乳(生乳100%のもの)
- コーヒーフィルター
カフェオレを作る場合、使用するコーヒー豆は細かく挽いたもの(細挽き)がベター。豆が細かい方がゆっくりお湯が落ちるので、より濃くドリップできます。
ドリップする際は円を描くように中心から外側へ、静かに細く少量のお湯を注いでいきましょう。
2-2.アイスカフェオレ
コツを押さえれば、アイスカフェオレだって簡単に作ることができます!
おいしいアイスカフェオレを作るポイントは3つ。
美味しいホットカフェオレを作るためのポイントは3つ。
- ①コーヒーは濃いめに淹れること(ホットカフェオレよりもさらに濃いめに)
- ②牛乳は生乳100%のものを使うこと
- ③牛乳は少し多めにいれること
・インスタントで作る場合
- インスタントコーヒー
- お湯
- 牛乳
- 氷
*作り方*
一粒1cm角ほどのクラッシュアイスはすぐに溶けてしまうため、大きめの氷を使うとよいでしょう。
・ドリップで作る場合
- コーヒー豆
- お湯
- 牛乳(生乳100%のもの)
- 氷
- コーヒーフィルター
*作り方*
注ぐお湯の量が少ないため、ドリップする際は、いつもより長めに蒸らしましょう。
3.カフェオレのおすすめアレンジ方法
(カフェオレボウルもここで触れておいてください)
基本的なカフェオレの作り方を習得したら、アレンジを加えたり、カップにこだわったりしてもいいかもしれません。
3-1.おもてなしにオススメ!映えるツートンカフェオレの作り方
綺麗に二層に分かれたツートンカフェオレで、お客さまをおもてなしできると素敵ですよね。
ツートンカフェオレは、意外にもとっても簡単に作ることができるんです。
基本的な作り方は、先ほど説明した方法と同じ。コツは「なるべくそっとミルクにコーヒーを注ぐこと」です。
おはしやマドラーに沿わせて注いだり、氷が表面に出ているなら氷を狙って注ぐのもOK!
ミルクを揺らさないようにそっとコーヒーを注ぐことで、綺麗に二層に分けることができるんです。

3-2.可愛くて味もおいしい!マシュマロカフェオレの作り方
マシュマロカフェオレとはその名の通り、カフェオレにマシュマロを加えたものです。
ふわふわとして、見た目はまるでとっても可愛いカプチーノ!口に入れると、マシュマロの甘さが口いっぱいにふんわりと広がります。
作り方は、お好みのカフェオレを作った後、マシュマロを2~4個浮かべるだけなのでとっても簡単。よくかき混ぜて、マシュマロを溶かせば完成です。
マシュマロを完全に溶かし切ってから飲むのも良いですが、溶ける前から飲み始める方が食感の変化を楽しめるのでオススメ!ふんわりとした舌触りから、シュワっとクリームのようにとろけていくマシュマロの変化を楽しめます。

3-3.自宅カフェオレを極めたい!器は「カフェオレボウル」を使ってみましょう。
カフェオレボウルとはカフェオレを入れるための容器のこと。フランス生まれのボウルで、丸みを帯びているのが特徴です。
マグカップのように取っ手はついていませんが、両手にすっぽりと収まる大きさで、飲みやすいように口元が広くなっています。

4.カロリーが気になる人はこれがおすすめ!
「カフェオレは大好きだけど、カロリーが気になる…」そんな健康志向の方におすすめのカフェオレを2つご紹介します。
①ブレンディ スティックカフェオレ カロリーハーフ
ブレンディのスティックカフェオレは、お湯に溶かすだけで簡単においしいカフェオレを作ることができます。
しかも、カロリーは一杯あたり25kcalで、通常のカフェオレのなんと1/4程度!ダイエット中の方も気にせず飲めちゃいます!
②UCC カフェ・オ・レ カロリーオフ缶(190g)
UCCのカフェオレカロリーオフ缶は、低カロリーなのにおいしいと評判の商品です。
口当たりは甘いのですが、後からほろ苦さが広がる大人の味わい。
カロリーは一杯あたりなんと18kcal!罪悪感なく、何杯でも飲めてしまいますね。手間をかけずにカフェオレを楽しみたい方におすすめです。
5.コンビニのカフェではカフェオレを置いていない
最近「ファミマカフェ」「セブンカフェ」そしてローソンの「まちカフェ」など、コンビニで気軽に入れ立てコーヒーを味わえるようになってきましたね。
コンビニと言えども、豆を挽いて作る本格的なマシンを使っているので、あなどってはいけません。
コーヒーだけでなく、カフェラテやほうじ茶ラテ、抹茶ラテなど、アレンジドリンクもたくさん扱っています。どのコンビニもこだわりを持って提供しているので、味もかなり本格的です。
しかし、コンビニカフェではカフェオレを扱っていません…。ファミリーマート、セブンイレブン、ローソンなど大手コンビニのメニューを調査してみましたが、カフェオレを扱っているコンビニは見つかりませんでした。
ただ、カフェオレはドリップコーヒーがあれば本格的なものを作ることができます。エスプレッソを使うカフェラテよりも簡単にできるので、ぜひ手作りカフェオレにチャレンジしてみてください♪
豆は、じっくりローストした深煎りのものがおすすめですよ。
まとめ
コーヒーのコクと、ミルクのやさしい味わいを楽しむことができるカフェオレ。独特の苦みが少なく、コーヒーが苦手な人にも飲みやすいドリンクです。
カフェオレは、カフェやコンビニで購入して楽しむこともできますが、簡単に自分で作ることも可能です。
自宅で自分好みのカフェオレを作ることができれば経済的ですし、お客さまにふるまえば喜ばれること間違いなし。
自分好みのカフェオレを作ってもよし、好みの既製品を見つけてもよし。お気に入りのカフェオレを見つけて、あなたの生活がより豊かになることを祈っています。